一級建築士事務所 株式会社 米田横堀建築研究所 / 群馬、埼玉、栃木、長野、軽井沢にて、木造住宅、店舗、クリニック・医院の設計を行う設計事務所

住宅作品集

つづく家

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竣工時期
2012年1月
用途
住宅
構造規模
木造 2階 154.74㎡
所在地
群馬県藤岡市
設計
横堀将之

L型の平面形状、緑の丘のような庭が特徴の家です。そこに住む家族そして家の成長がつづくよう「つづく家」と名づけました。つづくを実現するため、意匠、環境・設備、構造、コストの各分野において下記のような工夫をしています。
<意匠>
空間、内と外の連続性(つづく)を感じさせる平面形状ですが、軒を低く抑えることでめりはりや落ち着きを与えています。内部はすっきりした白の塗装仕上げを基調に構造用合板や柱、梁を現すことで質感のある室内としました。
<環境・設備>
外断熱・基礎断熱による高気密・高断熱化に加え、排気の熱・エネルギーを最後まで建物に還元する工夫を換気計画により実現しています。また、平面形状により夏は西日の遮断、冬はあえて西日を取り入れ帰宅時に暖かい室内の実現を試みています。夏や春、秋は高窓を利用した重力換気、冬はCO2排出量ゼロといわれる薪ストーブをメインの暖房設備としています。
<構造>
構造は在来軸組み工法を採用し許容応力度法により構造計算による安全の検証を行っています。身近で一般的な構造方法ですが、構造が見える事を常に意識しながら構造計画を進め、豊かな空間を目指しました。耐震等級は特殊な平面形状でありながら2相当を実現しています。
<コスト>
柱、梁、構造用合板を現しとすることで、イニシャルコストの削減を図っています。また、構造耐力上必要な水平構面を小屋裏空間として利用することでコストを抑えつつも広い床面積を確保しました。ランニングコストは環境・設備面での工夫に加え、仕上げ材に焼杉の採用や新建材を使わない等によりメンテナンスが少なくなる工夫をしています。

2012「ぐんまの家」設計・建設コンクール 優秀賞

2011年7月

2011年7月

地鎮祭が執り行われました。
梅雨とは思えない青空の下、気持ちの良い祭事となりました。

2011年7月

2011年7月

遣り方の設置が終わり、基礎工事にとりかかりました。

2011年7月

2011年7月

実際に使用する木材の検査を建築主と共に行いました。監理者、建築主ともに納得のいく、非常に良い木材であることを確認しました。

2011年8月

2011年8月

基礎の配筋工事が終わり、検査を行いました。

2011年8月

2011年8月

基礎のコンクリートを打設しました。写真はコンクリートの受け入れ検査の様子です。

2011年8月

2011年8月

基礎が脱型され、引き続き養生中です。

2011年8月

2011年8月

外部配管が施工されました。

2011年9月

2011年9月

土台が施工されました。写真は基礎と土台の間に挟む、気密シートを施工したところです。

2011年9月

2011年9月

上棟の日を迎えました。

2011年10月

2011年10月

屋根工事が進んでいます。

2011年11月

2011年11月

内部工事が進んでいます。ほぼすべての構造体が見える設計ですので、慎重に行われています。

2011年12月

2011年12月

小屋裏は子供の探検スペースや収納として有効活用しています。

2011年12月

2011年12月

外壁の一部に焼き杉を採用しています。写真は焼き杉を制作しているところです。

2012年1月

2012年1月

焼き杉が施工されました。

2012年1月

2012年1月

建築工事はほぼ終わり、照明や衛生器具の取付が始まりました。
本日は照明器具の位置の最終確認を現場にて行いました。

2012年1月

2012年1月

照明器具の取付が終わり、照度計を用い照度測定を行いました。

2012年1月

2012年1月

家づくりの記念に建具工事の一部を施主ご家族と手伝いました。

2012年2月

2012年2月

床の塗装を施主自ら行いました。「風の家」でもこのようにしましたが、費用が抑えられるのはもちろん、自ら家に手を加えることでこれから住む我が家との距離がぐっと縮まります。

2012年2月

2012年2月

いよいよ引渡の日を迎え、薪ストーブに火を入れました。この家の心臓が動き始め、家全体に血が通ったように感じました。
家と火の繋がりは竪穴式住居以前よりあったためでしょうか、DNAレベルで響く感じがします。