下細井の家
- 竣工時期
- 2001年8月
- 用途
- 住宅
- 構造規模
- 木造 2階 166.80㎡
- 所在地
- 群馬県前橋市
和の雰囲気が漂う住宅。
南側道路に面して建物と一体化された門をはじめ日本建築の表情が色濃く感じられる住宅です。和瓦葺きの屋根はわずかな曲面を描いており深い軒の出はくっきりとした陰影を映し出しています。土塗り壁風の外壁と相まって、落ち着いた雰囲気を漂わせています。
日本の家屋は気候風土と密接に関わってその形態を特徴づけてきました。特に温暖な関東では夏季の日射遮蔽、また夕立ちや梅雨といった雨対策、通風のための大きな掃き出し開口部が自然な形で形作られてきました。この伝統を受け継いだ住宅といえます。
一方高齢化社会を迎え、室内の段差解消をはじめとするユニバーサルデザインを積極的に採用しています。
仕上げ材は天然木をはじめ本格的な材料を吟味し、内外部は熟練した大工職をはじめとする優れた職人の腕がいかんなく発揮されました。
「2002ぐんまの家」設計・建設コンクール 群馬県知事賞



