陽の家
- 竣工時期
- 2009年8月
- 用途
- 住宅
- 構造規模
- 木造 2階 124.20㎡
- 所在地
- 群馬県前橋市
- 設計
- 米田雅夫
立地条件を生かし、積極的に陽光を取り入れた住宅
陽の家は文字通り日当たりのよい家づくりを目指したものです。
敷地は赤城山の山麓と関東平野が交わる前橋郊外の丘陵地帯です。
近くには小川、田園、赤城山のやまなみと申し分のない環境です。
敷地形状は南北方向に正対していないやや細長い形状であることから地形に合わせた平面計画がなされました。結果どの部屋にも十分な光と風を取り入れることが出来ました。
室内の特徴は太い杉の柱です。工事に先立って建築主自らが赤城山南麓の杉林で選び、切り出されました。そして熟練した大工により大切に加工され、ゆったりとした居間の中心に据えられました。建具枠や床板も県内産の杉板が使用され素材感豊かな住宅に仕上がりました。
また1階の和室は、家族構成の変化にも対応出来るよう、後で間仕切り建具を設置出来る工夫がされています。ライフスタイルの変化に対応し、長く快適に住むことの出来る住宅をつくりました。
2009年1月
工事開始に先立ち施主、施工業社と共に赤城山に入り、家の大黒柱となる杉丸太を選んできました。
数ある杉の木の中からこの家に最も相応しい木を施主と相談し選びました。
選んだ杉が大黒柱として、家を支える時が今から楽しみです。
2009年2月
起工式が執り行われました。
同日、木材検査も行い着々と工事の準備が進められています。
2009年3月
地盤改良工事が始まりました。
ソイルセメントコラム工法による地盤改良を行っています。
2009年3月
基礎の配筋検査を行いました。
2009年3月
基礎コンクリートの打設を行いました。
2009年4月
上棟しました。
高さの違う二枚の切り妻屋根がかかっています。
2009年5月
中間検査も合格し、工事が進められています。
アルミサッシが取り付けられ、断熱材が張られました。
2009年5月
内部では床板が張られています。
厚さ30ミリの杉板を大引きの上に張っていきます。
2009年6月
外壁にラスシートが張られています。
内部では造作工事が進められています。
2009年6月
外壁にはモルタルが塗られました。
玄関まわりには杉板が貼られ、建物に表情を与えています。
2009年7月
居間の角はアルミサッシにより構成されており、内部は開放的で明るい空間となっています。
2009年8月
外壁の塗装が終了しました。
内装も塗装が完了し、仕上げ工事を進めています。
2009年8月
外部の足場が外れ、内部では最終仕上げが行われています。
陽の家ではオープンハウスを予定しています。
2009年9月
オープンハウスを開催しました。
たくさんの人たちに来ていただきました。
ありがとうございました。