研究日誌
2025.01.01
お知らせ
謹賀新年
謹んで新春のお喜びを申し上げます。
今年も急激な気候変動の中に身を置き、その危うさを感じさせられる一年になるかと思います。建築はそれに対してどうしていくべきか、何が出来るのかをより深く考えていく一年になるかと思います。
極端な暑さ、寒さへの対応は当然ですが、その上で建築による二酸化炭素の排出を低減していく取り組みや思想を建築家は示していかなければなりません。
様々な思想の根底として何よりも大切なのは愛着が持てる建築を造ること、また今ある建物を愛着が持てる建築に変えていくことだと思います。
愛着という曖昧な感情ですが、それこそが色々なモノを大切にすることの原点にあり、その積み重ねが環境への負荷の低減につながるように思えます。
街にそんなモノや考えが増えていくことを願いつつ、今年も所員一同、建築に対して真摯に向き合う所存です。
本年もよろしくお願いいたします。
令和7年元旦 横堀将之
余談 年賀状の写真は都内にある小笠原伯爵邸です。昨年建築の見学に訪れました。レストランに改装され、長く愛される素晴らしい建築です。まさに愛着を築きあげています。