研究日誌
2020.06.30
現場から
気持ちの良い完成見学会となりました。
6月27日に「石屋根の家」の完成見学会を行いました。
今年の梅雨は梅雨らしい梅雨ですが、奇跡的に青空の下で開催することが出来ました。
完成見学会にお越しいただいた方々、ありがとうございました。
コロナ渦中の今回は1時間ごとに時間を区切りご予約をいただく形になりましたが、そのため私自らが全ての来場者をご案内、ご説明をさせていただくことが出来ました。
設計者自身の説明は生の意見やエピソードを交えた説明が出来ます。これにはご来場いただいた方にとって今後の家づくりを考える上で重要なヒントが含まれているかと思います。
また、私にとってもきちんとお話をさせていただくことで大変勉強になることが多いです。
ご案内出来る人数には限りがありますが、今後もこのような形で完成見学会を行えればと思いました。
「石屋根の家」にて1日過ごしましたが、非常に風通しの良い家だと感じました。
もちろん風通しは十分考慮して設計をしましたが、その効果が存分に感じられました。
吹き抜けもある家ですが、解放感と共に落ち着きも感じられました。闇雲に吹き抜けを作ってしまうとそういった日々の生活に寄り添うような「感覚」を阻害しかねませんが、
気持ちの良い空間になり、すごくうまくいったように思います。吹き抜けは手段であって目的としてはならないのです。
沢山の遊びや楽しい要素の多い家ですが、生活という大事な部分もきちんとある家に仕上がりました。
最後にコロナ渦中にかかわらず、このような機会を与えてくださいました建築主様に感謝します。
ありがとうございました。
横堀将之