研究日誌
薪ストーブ 薪づくりを通して
休日に薪づくりをしました。適度な運動になり、集中することで頭の中も空っぽになる時間です。
私にとっては貴重なリフレッシュの時間です。
私の育った実家にも薪ストーブがあり、そこから数えかれこれ30年薪ストーブのある生活を送っています。
暖を取れて、料理も出来て、薪づくりも楽しめる。
子供の頃から触れていて本当に良いものだと感じていますが、あの炎の美しさ、暖かさを得るためにはクリアすべき段階がいくつかあります。
薪ストーブを使っていく上で避けて通れないのが薪の調達です。
薪そのものを購入、原木を購入、造園業者に譲ってもらう、山の管理をさせてもらう等々色々な調達ルートがあります。
薪の購入以外のルートでは薪づくりがまっているわけですが、チェーンソーにしろ斧での薪割りにしろ、音が結構でます。
設計中の打合せで薪ストーブ検討の際にお客様に良く聞かれるのは、煙の匂いが心配との声です。確かに匂いは重要な問題で、ご近所トラブルから訴訟へ発展している例も耳にします。
周辺環境に対してどのように煙突を設置するか、設計中によく検討しなければなりません。
この匂い問題と並んで重要だと思うのが薪づくりの音です。閑静な住宅街の日曜日には似つかわしくない音がします。
敷地が広く隣地の建物から距離があれば良いかも知れませんが、そうでない場合は薪づくりを調達先でやらせてもらえるかを確認して、現地で薪の大きさにしてから運んできて家の庭に積んで乾燥させるといったサイクルが必要かと思います。
その他、樹種の選定、薪置き場の確保等々色々ありますが、私は少し肩の力を抜いて向き合うのが良いのではと考え薪ストーブと暮らしています。
30年間使ってきて薪ストーブの本当のところはやはり使ってみないとわからないように思います。
しかし購入後に後悔したのではもったいないですし非常に残念です。
実際に薪ストーブのある暮らしがどうなのか、薪づくり、チェーンソー、斧、乾燥、焚付、料理、良いところ、そうでないところ等々。
薪ストーブのある家の設計のポイント等々、経験の範囲でお伝えできると思いますのでお気軽にご連絡下さい。
横堀将之